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心のデトックス 不要なものを捨てていく日常

~スリランカHabarana Wedagedara Ayurveda Institute(HWAI)への参加で深めたこと

アーユルヴェーダは、『人生』という大きなテーマで考えます

学習に臨んだ場所は、週に一度市場が開かれ、そこで生活必需品を入手し営むような文化でした。独自の役割を発揮しながら交流し、お互いの生活を助けています。時間の流れも人との交流もゆっくりと穏やかで、優しさや楽しさがあちこちに溢れています

人が生まれたとき、誰もが先天性(プラクリティ)を持っています。

プラクリティは、この世に生まれて成し遂げたいと願っている人生の課題と、それに相応しい素質を兼ね備えていると考えます。

ところが誕生後、その人の個性がかならずスムーズに行われるとは限りません。社会環境、文化思想、家庭環境、価値観の相違、対人トラブル、時代の流れに影響を受けて、純粋な先天性から遠ざかってしまうときがあります。

アーユルヴェーダでは不調や病気の原因は、基本その人自身にあると考えます。

エゴの保身や不自然(癖・業)を身につけることを後天性(ヴィクリティ)といいますが、増えると気力も体力も消耗します。病気・対人トラブル・不運の連続は、後天性に気づいてバランスをとるよう命が警告を出したと考えます。これらの出来事は嫌がらずに感謝して受け取り、自分に戻るためにすべて活用します。

予防は、病気治療よりもさらに望ましいです。日々身体だけでなく、心と精神(知性と理性)を整え、積極的に改善する力を心がけて生活します。

スリランカでは『心』についての学びもとても身近です。B.C450年釈迦の教えに最も近い原始仏教なため、自己救済に勤しむ教えです。苦痛悲痛なときほど自己に向き合って雑念を払い、静かに瞑想する習慣が今も続いています。

*後天性(ヴィクリティ)を増やすものをチェック*​

アーユルヴェーダ療法は、メンタルに不益をもたらすものに手を出さないように心がけます。

・心の作用によるもの(誤認識・錯覚・妄想・記憶や過去の経験)

・キーワードになるもの(貪欲・激怒・傲慢・嫉妬・怠惰・憂鬱・強欲・暴食・愛欲)

・二元性への囚われ(損得、勝敗、長期と一次的、名誉と恥、上下、支配と服従など)

・欲張りや野心

・他人への過剰な保護の要求と依存心

・移り気や注意力散漫

・猜疑心や不信感

・敵視

・自己憐憫

・快楽享楽への傾倒

・道徳的から逸脱する行為や暴力的行為

・嘘や自慢

・うぬぼれ

・強迫的や脅迫的行為

・固執や物惜しみ

・打算的な行為、策略や計画

今も残るアーユルヴェーダ療法は、外に拝むだけの宗教的な習慣ではなく、自己に対して敬愛心で向き合い、自分で自己救済に勤しみ健康に戻していく生活療法です。

​皆様の県粉人生のために予防を行い、日々実行し、精力増進にお役立てください。

 

原始仏教の地
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