Ayurvedic understanding of Rasayana

~スリランカHabarana Wedagedara Ayurveda Institute(HWAI)への参加で深めたこと

アーユルヴェーダでは、『人生』という大きなテーマで常に考えます。

 学習に臨んだ場所は、週に一度市場が開かれ、そこで生活必需品を入手し、営むような文化でした。利便性とはほど遠く、大自然に囲まれた場所です。日本の文化とは違い、そこでは時間の流れも大きく違いましたし、物事への取り組み方も根本的に違うように感じました。社会性は、常に私たちに影響し、人のなりに深く入り込んでいます。その社会性の以前に必要な精神性の存在は、人の成長を緩やかに支え、温和な環境を提供しています。研修の中で、個人の尊重と育成のあり方に、忘れ去られようとしている大切なことを見つけました。

 人が生まれたとき、誰もが先天性(プラクリティ)を持っています。

このプラクリティには、その人が必ず成し遂げたいと願っている独自の課題と、それに相応しい素質を兼ね備えていると考えます。

 誕生後、その人の個性を活かす課題がスムーズに行われるとは限りません。ときに家庭や生活環境、価値観や社会文化に影響を受けて、人はプラクリティから遠ざかってしまうといいます。

 後天的に色々なものを身につけてしまうと気力も体力も消耗し、自己抑制が難しくなって、混乱してしまうようにさえなります。そのお知らせが『病気』『不調』『不健康』『人格不健全』『不運の連続』です。

 気持ちが塞いだり、身体が不調になったときほど、身につけた後天性(ヴィクリティ)に着目し、不要なものを捨てていくようにしていきます。

*シンプルさを取り戻す智慧*​

・心の作用によるもの(誤認識・錯覚・妄想夢想・記憶や経験によるもの)

・キーワードになるもの(傲慢・虚飾・嫉妬・憤怒・怠惰・憂鬱・強欲・暴食・愛欲)

・二元性への囚われ(損と得、勝利と敗北、長期と一次的快楽、名声と恥、上位と下位、支配と隷従など)

・欲張りや野心

・他人への加護の要求と依存

・移り気や注意力散漫

・猜疑心や不信感

・敵視

・自己憐憫

・快楽享楽への傾倒

・道徳的から逸脱する行為や暴力的行為

・嘘や自慢

・うぬぼれ

・打算的な行為、策略や計画

・固執や物惜しみ

過去の経験、思考癖、行動パターンによって色づけされたものは、心をけして平静には致しません。アーユルヴェーダ療法は、自己に対して敬愛心をもって向き合い、プラクリティにゆっくり戻していきます。

 本来のプラクリティに回帰して、自分にもっとも相応しい『生き方』をするように心がけるのが、アーユルヴェーダ療法です。以下は、自己を確立していくために、サロンで推奨しているシンプル生活療法の心得です。

 

*あなたらしさに向かうための日常生活の基本…ゆるすこと… 

≪調心‥‥意識作用≫

・閃きを楽しみ、創造性を活かすこと

・自主、自発、自律の三点セットで考えるようにする

・個性を大肯定する

・知性と理性の成長を伴わせていく

・体質と気質に目を配っていく

・他人とけして比べない

・他人と自分を同一に考えない

・楽しむセンサーを自分でつくっていく

・好きと楽しい感覚は自分の道を選びやすくするカギになると考える

・困ったときはすぐ救助ではなく、自分の力を信じて援助でものを考える

・自分を大切にする人は、他人を大切することもわかる

・幸不幸のつくり主は自分である​と心得ておく

≪調息‥‥生理作用≫

・ゆるく、穏やかに、でも弛まなく、怠らず活性化を目指す

・規則正しいマイリズムを研究してつくる

・呼吸は心の鏡 深い呼吸ほど安らうと知っておく

・食事には気を配る

・手間を惜しまない、丁寧を心がける

・空腹を満たすだけに留まらず、食事を味わって幸福を感じるようにする

・身体にとって必要な栄養をとること

・むやみに快楽や暴食を欲しているときは、心の不満を優先に考えて解決する

・緊張感や神経症は不安が原因、消化不良を起こすので根本原因を探る

・白湯を良く摂るようにする

・摂取エネルギー過多は万病のもとやらない

・年齢が上がる老化するので、同じ繰り返しより工夫をするようにする

 

≪調身‥‥肉体管理≫

・しっかり休むから動けるの理論を忘れない

・朝ヨガは頭の回転を促進させるために行うもの

・冴えた識別で今日一日を、元気に快活に動けるようにする

・肉体訓練は、関節と癖をほどき、生理作用の活性化を目指すため

・形にこだわるよりも、質にこだわること

・健康を考えた趣味をいくつか持っておく

​・リラックスとリフレッシュは一方に偏らず、必ず両方を適所に使うようにする

・お仕事も肉体訓練を伴う貴重な時間なので、姿勢に気をつける

・よく笑う

・ブレイクタイムを忘れずに取り入れ、ゆとりをつくる

・夜ヨガは日中の癖や緊張感をしっかり解放するために行うもの、忘れずに

・マッサージケアを定期的に行い、生理作用の促進を促すこと

・今日の自分を労い、優しい思いに浸るようにする

・一日を内省したときに気づいたことは、メモをして許しましょう

・明日のために睡眠時間をしっかり確保する  

​アーユルヴェーダがおすすめする『一日の過ごし方・ディナチャリア』もご参考に。

​以下は、日本とスリランカでセラピスト育成時に学習した項目です。セラピストを目指す方はご参考にしてください。

日本とスリランカでは環境も文化も違いますが、身近な生活を守る知恵・人に生まれて人として生きる智慧を、サロンを通して少しずつ広げて参りたいと思います。

*実習

・アヴィヤンガと本場スリランカ木製スチームバス(発汗療法)の体験

・アヴィヤンガの実習記録のつけ方

・アヴィヤンガ実技、マルマポイントの習得

・シロダーラの体験と実技

・ピンダスウェダとカティバスティの体験と実技

・シローアヴィヤンガとヘナケアの体験と実技

・家庭でできる自然療法(調理実習)

*理論* 

・アーユルヴェーダの8部門と健康観と健康観察実習

・解剖生理、パンチャマハブータ、パンチャカルマ

・プラクリティとヴィクリティと生活

・便秘、アーマをなくすには、アーユルヴェーダにおける食生活

・マッサージの効能および禁忌、施術者の健康と安全、施術者の心構え、オイルの効能

・足と健康、アーユルヴェーダと運動、フットケア

・セラピストのための生理学と環境科学

・がんの予防と、生活習慣病

・アーユルヴェーダと世界の伝統医療

・スパイスとハーブの効能、アーユルヴェーダにおける食生活

・人体の構造と機能、薬理学、疾病の成り立ち、中韓医学概論など

*スリランカ研修時のおまけ体験3月に実施

・毎朝アーユルヴェーダの神(ダラワンティ神)への拝礼

・フレッシュハーブの採取と学習

・フレッシュハーブとヨーグルトを使った塗擦法

・石台を使った天日干し!?療法

・フレッシュフラワーをふんだんに使ったハーバルバス

・女医お勧めドライハーブとアロエベラによるフェイスパック実践

・昼食は毎日アーユルヴェティック(豊富な野菜と香辛料を組み合わせた食事)

・パンチャカルマ(個人的)

 

 

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