Ayurvedic Life  *Dinacarya*

~アーユルヴェーダが教える一日の過ごし方(ディナチャリア)

≪アーユルヴェティックライフの目的≫

①健康な人の健康を保護すること

②病気に陥った人の病気を取り除くこと

 

 一番目は、人が生まれたときの先天性を活かして生きることです。一言でいうと『あるがままを目指す』です。体力を強化し、活動能力を高め、優秀な子孫繁栄を心がけ、病気を寄せつけず、老化を遅らせて長寿を追及します。精神的自立と共存の理念に基づきます。

 二番目は、病気で苦しむ人から病気を遠ざけることです。自然治癒力を引き出し、出来る限り自然の法則に従い、自然な方法で根本の問題を解決しようと試みます。

 

 経典は、ディナチャリア(一日の過ごし方)とリトゥチャリヤ(季節の過ごし方)にわけて説明しています。あなたの生活に役立ててください。

≪タイムスケジュール≫

1、起床時間(日昇一時間前位)、起床後はゆったりとして時間を持つ工夫をします)

2、朝の排泄

3、洗顔

4、手や足洗い

5、歯磨き

6、舌の清掃

7、早朝に常温水飲用(身体がほてりやすい人向け、鼻洗いも副鼻腔や視力回復に役立ちます)

8、吉相物を早朝ながめること(精神的潤滑作用を高めるため)

9、鏡を見ること(自分の外貌を観察します)

10、目の健康保護

11、耳掃除(オイルをつけて優しく)

12、鼻掃除(乾燥を防ぐためにオイルで優しく、その後鼻腔から強く息を吐ぎ出して、通気路を浄化します)

13、発声チェック

14~17、歯磨きに関すること(喫煙は禁忌、口臭を取り除くため)

18、朝のオイルマッサージ(皮膚ならびに感覚器官、運動器官の機能向上のため)

19、全身オイル塗擦法

20、運動(春と冬は良く体が温まるまで行う、ヨガは背骨・胃腸・呼吸器系・内臓に良効、精神安定の向上になる)

21、指圧法(いわゆるストレッチで消耗を緩和)

22、皮膚チェック(もう一度オイルマッサージで消耗を整える)

23、定期的に髭剃りや髪切りで身なりを整える

24、入浴、沐浴(少なくとも一日一回は行うこと)

25、全身香料塗擦法(ドーシャの増大を防ぎます、嗅覚は精神安定に役立ちます)

26、入浴で体を浄めた後お祈り

27、衣服にお着替え

28、仕事(8~12時、15~18時の間は専門職に精励すべき)

29、食事(個人の状態に適して選択すること、摂取者の体質、健康状態により修正する、必要があれば断食もする)

30、午後の休息(食後少ししてから歩く、そのご安楽椅子に座し休息する)

31、夕方(戸外の散歩やボート漕ぎなどを行い、感覚器官と精神のリフレッシュする)

​32~34、気分転換のために環境に変化を加える

35、夕食(ヨーグルトや油性分の多く重い食事は控える)

36、健康な状態で、かつ子孫繁栄を考える人は性生活

37、一日の反省(内観法で反省をし、明日への進展のために念じる)

38、冥想(静かに鎮まる時間をもつ)

39、睡眠(悩み事をなくす、ヘッドと全身オイルマッサージで肉体を解す、入浴、心地良いベッド、閑静な環境があればなお良効)

40、体質改善法(ディナチャリアや季節の過ごし方に加えて、さらに強化するために、善行為、専門学習の追及、真の知識習得、精神向上のための体得訓練などをとりいれていく)

41、結論

体質、体力、消化力、精神的健康度、疾病状態を考慮したのち、問題は必ず修正すること。人生とは何か、幸福とは何か、自分とは何かを考えて生活すること

≪心マナスの育成について≫​

アーユルヴェーダは、マナスも全身の管(スロータス)の中を巡っていると考え、調和の対象です。

1、タマス(惰性)

動きを止める性質。不明瞭・不活発・無知の性質に留まる。無気力や無感覚に陥らせ、純粋な素質から遠ざかります。臆病で不安になりやすく、また物惜しみや固執しやすいため、成長の停滞を招く。

2、ラジャス(動性)

活動の性質。緊張させて自発的に行動させる。行き過ぎると渇望や欲張りの領域に至らしめる。タマスを抑制し、純粋な素質に近づけさせるのには必要な性質。錯覚や虚偽や嫉妬に加担し、野心をつくっては一次的満足や快楽に溺れ、他人に加護を強く求めもする。傲慢で残虐にも加担する。性質の暴走は虚飾・傲慢・嫉妬・憤怒・強欲・暴食・愛欲に関与する。

3、サットヴァ(純粋性)

明瞭な識別のもと、タマスもラジャスも平静にさせる性質。詳細に問題を照らす性質。忍耐強く人のなりを高度に至らしめるのに必要な性質。高度な知性と理性に関与する。身体・知覚・感情・理性が統合されて、自分に廻り合うようにする性質。

≪古来での心の状態分類≫

1、ムーダ(自己の欲求もわからず心は混乱し、暗躍の中に留まる状態)

2、クシプタ(精神は分裂混乱状態。目に映る物に強く渇望していて分別がつかない状態)

3、ウイクシプタ(興奮していて意識は散漫、行動的ではあるが反面自制が効かない状態)

4、エーカーグラ(自主自発行動も目的意識も持っているが、利己的な達成に集中するあまり、他人を犠牲にしていることに気がつかなかったり、感情的になると方向性を見失う状態)

5、ニルッダ(感情と精神の両面を抑制し掌握している状態、自然法則と調和した生活状態)

アーユルヴェーダ療法は、病ばかりを意識するのではなく、健康づくりを意識して生活をしていたら、自然治癒力が上がり、いつのまにか病が姿を消しているのを目指しています。ぜひお役立てください。

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