心が、
気になるものも、
好むものも、
欲しがる頻度も、
みな個性が深く関わります。
心が、
遠ざけておきたいものも、
好まないものも、
みな個性が深く関わります。
どちらの方法でも構わないので気に留めておくと、だんだんと自分らしさが記されます。
個性が『すべきこと』の前で押さえつけられて、
身をひそめてしまっていたら助けてあげてください。
押さえつけられていると、人間は戦闘態勢になります。
アドレナリンが過剰に分泌された興奮の中では、
一瞬の身を助ける方法に手を出しがちで、
敵を排除するだけか、敵を欺く方法に身をゆだねてしまいます。
昭和慣習に従った女性の場合は抑圧傾向が強く、
胸のつかえ、吐き気、嚥下障害、食欲不振など表立った症状と、
情動が視床下部の下垂体ホルモンに大きく影響し、
便秘、下痢、月経不順、無月経、内膜症、子宮筋腫などの下半身の不調と、
頭痛、首や肩のハリ、鼻づまり、頭部の膨張感などの上半身の不調が、
密かに進行します。
家庭を持っている女性は、
家族の世話に追われて自身の不調を見逃しやすく、
中年になる頃には、大病を患っているのも珍しくはありません。
したいことよりも妻として母として、
『すべきこと』『社会から求められていること』を優先するあまり、
ご自身の主体性を失っていることに気づくのが遅い傾向です。
さらに、
幼少期から親に強制された人ほど、その問題は強く体に現れます。
『すべきこと』『間違ってはいけない』に囚われ続けて、
個人としても苦悩が絶えず、
家族を巻き込んでまで、それを続けようとするケースが後を断ちません。
人間の生活は『すべきこと』を時折優先する必要はありますが、
それがすべてではありません。
また『正しい』『良い』に囚われ過ぎた枠組みでの家族運営も、
違った息苦しさを持ち出します。
『したいこと』は私たち人間を、
どこかで活かさせてくれていることを忘れてはいけないのです。
『したいこと』は個人の心の中に息づき、
それが沢山の経験で洗練されて、
いつしか個人の生きる道を記してくれるのを、知っていく時代なのだと思います。
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