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  • Writer's picture湘南茅ケ崎 サロンハナミズキ

にわか精神論では通用しない人生経験もある

Updated: Oct 31, 2020


変な題名。(お許しを)


今日は牡牛座満月なので、財産・価値・富と豊かさにちなんでお話しします。



ダルマ、アルタ、次はカーマ。


『価値ある喜びを身につける学び』について触れます。


人生の分岐点にこの課題は据え置かれます。


精神的成長を遂げるために一体何を選ぶべきなのか、


よく考えて行動し、獲得する学びです。





娯楽・快楽・享楽で心の苦作用が解ける程度の人生と、


病に陥るほど心の淀みに浸かって、


苦作用がなかなか解けない人生とがこの世にはあります。



それぞれに必要な施しが違います。


施しに必要なものを、あなたはちゃんと選んで持ってますか?


というのが今日のお題目です。





今回はヨガビジネスを例にご説明します。


以前私も実際に関わってましたし、


離れてからも、インストラクターのご相談を受けてますのでお話ししやすいから。



今年コロナの一件で、ヨガインストラクターはふるいに掛けられてました。


ヨガマットの上でポーズをとることしか知らなかったインストラクターは、


苦境に立たされてました。


活躍の場を失った人が沢山出てしまったのですね。


数少ない土俵を争う人たちまで出てきてしまいました。


また、新しい時代の働き方に追いつけなかったり、


給付金等の事務的手続きもままならなかったりで、


アイデンティティの危機に晒され大破した人、


精神不安定に陥った人が少なくありませんでした。



では、なぜ『ヨガ』を実践しているにもかかわらず、


このようなことが起こってしまったのでしょうか?



先輩方からの苦言も踏まえて明かしますね。


実は、ヨガをやっていても習得している『もの』が違うのです。



人はやったことしか教えられない。


"指導者"に向けられる大事な言葉です。



『行法』『精神論』と耳にして、その解釈がバラバラなのが事実です。


大まかなところで『信仰主義』と『行為主義』に分かれます。


喜楽の感覚を通して、心の作用を落ち着かせる方法が信仰主義。


根本原因に挑んで、心の作用をガッツリ清浄化する方法が行為主義。


ヨガと言っても扱ってるものが違うのです。



前者は精神論と聞いても、


にわかだと、うっかり『神頼み』『信愛』で終わってしまいます。


自分を包み込んでくれる何か(神々・思想)を外に求めて信奉し、


安心感覚によって心を安定させるのが主になります。


そのためフィットネスや美容目的だけでなく、


現実や社会文化に対応が難しくなった人や、


適応障害になりかけた人が思想を崇め集まるようにもなってます。


中身はとても友好的なのですが、


承認欲求の問題や難解を突破するにはちょっと頼りないものになります。



後者は精神論と聞くと、


内なる恐怖を包み込むのはあくまでも自分自身で、神様にはただ見守っていてねの程度です。


(なくても差し支えありません)


現実や社会文化に対して適応していくのは、あくまでも自分の知能と行動です。


問題を『内』に観て希死念慮さえも直向きします。


問題を外にすり替えることなく、


ひたすら掘り下げないといけない。道徳の実修が必須です。



ヨガに興味のない人では、


二つの違いは全然わからんかと思いますが、


結構大差があります。



前者を精神医学的立場から視れば、


現実回避の目的があり、


理想主義を探す行動へと脳は依存していく状態です。


これね、人の中に根強く残る、規範依存性にアプローチしたやり方なのです。


心理的自立ではなく、共依存から逆に抜け出せない条件が揃ってます。


各集団はプラミッド型のヒエラルキーが存在してます。



一方、後者は精神医学的立場で視ても現実原則。


自ら難題に挑みつつ、なぜこのような問題が立ちはだかったのかを深く考え、


知能を高めて知覚器官を統制し、現実にとことん適応していこうとする行動になります。


娯楽・享楽・快楽(嗜癖行動)で薄れさせること一切なく、


知性と理性による根本解決です。



二つは表向きにも違いますね。


前者は『楽』ですが、後者は『厳粛』のカラー。


逆境に立たされたとき、その中身がクッキリします。



後者の精神論であったなら、


苦境に立たされたときほどやる気が出る。今度はなんだッ的。


精神病に追い込まれる状況などとはならないはずなのです。





カーマとは、


苦難にも立ち向かえるほどの価値あるものを獲得し、


豊かさと喜びを身につける学びです(^^ゞ



子どもの時分は外から与えられるものや環境で"喜び"を持ちますので、


それらから成長するために据え置かれる人生課題なのです。



代表的な精神的価値は、気づき、自律性、観察眼、識別力、洞察力、


高度な理知、自己成長能力、そして叡智などです。



ご相談してくださったヨガインストラクターの方々、


仕事が出来ず未だ苦悩している方々、


きっとこのようなほろ苦い経験は、


あなた本来の力を輝かせるために起きたことではないでしょうか。



ピンチではなくチャンス。


こうした毒を薬に変える、


敵を味方にする捉え方なども精神的価値を持つ喜びになります。



今回のほろ苦い経験が、


富と豊かさのための突破口となることを心からお祈り申し上げます。


今回の経験は、貴方を輝かせるための障害物だったとして感謝して受け止め、


(イーシュヴァラプラニダーナ)


再起を図ってくださいね。



次回の射手座新月に向かって気持ちを刷新していきましょう☆


新たなる冒険。高度な学習がテーマですよ!






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