アーユルヴェーダとヨガのある暮らし。
明るく楽しい暮らしの知恵のご紹介。
『生きる』ってとっても大変なことです。
東洋思想は、生きること自体が本当に大変な時代に生まれています。
だから、生きるって大変なことだって前提で話が作られています。
住む場所、食べもの、着るもの、安全の確保そのものが容易ではない暮らしのなかで、
どうやったら健康で幸福に過ごせるかを人々に考えるよう問いかけている教えです。
生きるって、近代社会になったって簡単なことではありません。
生きるって辛い・・・と思っているあなた。
それは本当です、間違っていません。
誰もが自分の命を活かすのに大変な苦労を伴うので、
人を当てにするのではなく、
自分で自分の命を活かすための心づくしを知恵として持てといっています。
最初に重んじることは被害者意識をなくすこと。
自分だけが大変なんだ。
自分はいつも損な立場だという差別意識がそもそも不幸の根源です。
当時のインド社会は、
バラモン族を筆頭に身分階級が厳密に引かれていました。
そうした社会背景のなかで苦しむことなく、
行為によって人生はいくらでも変えられると考える思想が隆起します。
現代社会もこれと同様なことが起こっています。
経済格差社会になっていますから、
他者を気にする人ほど心の苦しみを味わっています。
そうしたことに振り回されることなく、
自分の健康や幸福の形を個人で追及していくことに、
今スポットライトが当たっています。
東洋思想は、コツをつかめば誰での活用できます。
他者と比べて卑下したり、
他者の存在に無意味に振り回されている心の在り方に気を付けて、
自分を楽しませ喜ばせていく学習がこの先ずっと助けになります。
生きるってとっても大変だから、
他人の力をあまり当てにしないほうがいい。
時代が変わって、
集団のなかの力を使って成し遂げるよりも、
個人の卓越した力を使って目的を達成する動きがこれからはもっともっと激しくなります。
そんな時代だからこそ、
自分で自分を育てて喜びを見つけ、
暮らしを豊かに創っていくようにすると明るく楽しい生活になります。
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