アハンカーラ(自我意識)の成長が人生の鍵を握ると、
ヴェーダ理論では考えます。
アハンカーラ(自我意識)が選択を間違えると不益が増すためです。
意識そのものは動性と惰性に分かれていて、
そのどちらにも偏らずに済むように開発し、
中性・神聖な性質に辿り着かせるように毎日を過ごしていきます。
毎日が自我意識の成長のためにあると考えるため、
生活を有意義に使うよう勧められます。
ここが楽しいところ。
エゴの動性とヴァータ性は深く関与していて相関します。
ヴァータ性は5大元素の中『空・風』を元素に持ちます。
肉体内に常に関与し、風のように駆け抜ける仕組み。
病因要素の王様です。
肉体的では神経を司り、触覚にも関与します。
気質的では受想を司り、すべての想念に関与します。
想っただけでヴァータ性は身体中を駆け巡り、暴れる仕組み。
病や不調に陥ったときは、
必ず初心に返って自我をコントロールするために仕切り直しをします。
身体症状を発症し体調不良に陥っている方が、
ヴァータに関わってないことは皆無です(笑)
それぐらい想念は恐ろしいほどの力を持ってます。
想念は私たちの人生を操ります。
空想、夢想、妄想、想像、理想など挙げると沢山出てきます。
理性的に処理して物事を実現するようにしています。
ただし、
想念は使いようとも言ってます。
人はイメージを膨らませることで、荒だった生理的作用を鎮めることが出来ます。
水辺を歩いてすがすがしい気持ちになる想像、
森林の中を歩いて癒される想像、
鳥のさえずりに耳を傾け、地上のわずらわしさから逃れる想像、
安全な妄想に集中することで荒だった生理作用を鎮めたり、
沈んだ気持ちを上げるのは良薬とまでしています。
不調に陥ったときは、
小さな楽しみを意識して、自分に施してあげることを考えましょう。
共依存傾向の人は、
他人の世話をするのは得意ですが、
自分のお世話をするのが不徳だったりします。
いい機会だと思って自分のお世話をしてください。
空を見上げる、雲の流れを見つめる、臭いに集中する、
それからマッサージに行く、カウンセリングに行くなども、
自分のお世話をする手段のひとつです。
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