二つ目はアルタ。
財力、経済力、資力の学びです。
ヒントは写真。
農耕、農夫、農婦であれ。
耕す土壌とは自分自身のことです。
アーユルヴェーダが生まれた時代を考えてみてください。
紀元前の時代は、生きていくのも大変な時代です。
そのころから、
歳をとったときに、食べ物を手にすることができないのは大変困ります。
惨めなことですので、
そうならないように若いうちから、
資力を生み出すような行動を積極的に行いなさいと教えています。
バラモン文化には、
今も残るカースト制度の原型がありました。
その時代でも、
自分の生き方を家柄や血筋だけで決めてしまうのではなく、
行為を磨いて、
自らの生きる道を決めていけると考える思想もありました。
未来の可能性を広げる画期的な思想を土台にしてますので、
自分自身を土壌と見立てて、
コツコツと世話をし、
自らの行動で実りある収穫ができるようにしていきましょうと教えています。
現代でも充分通用する教えです。
自営であれ会社勤めであれ、
自らの行動で資力をつくっているのは一緒です。
こうした自己研鑚を避けて通るのは、道義から外れると考えます。
ポイントは、
自分を磨く行為に、
財力・資力が付いてくると考えているところではないでしょうか。
自分を磨く行為に、
自然と積極的になってしまうような教えに感じませんか?
次回はカーマ・喜びの学習についてです。
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