湘南は梅雨らしい陽気が続いています。
人にとって梅雨は湿気が多く、
結構フラストレーションがたまりやすい時期。
身体は振り回されっぱなしになってますが皆様の自己免疫能力は大丈夫ですか?
ここのところリモートワークに転じた人たちが不調になって、
サロンに続々と集まってきています。
通勤を免れて楽チンと思いきや、
運動不足と拘束感が押し寄せて身体に警告が現れているようです。
合う合わないはひとりひとり様々ですね。
ここで病院要素に加担しているのがヴァータ性。
アーユルヴェーダの中で一番厄介な王様はヴァータ性。
運ぶ力を担ってまして嫌なものまで勢いついて体中に運んでしまいます。
不快な生理的作用や感情を拾い上げてキチンと処理するには、
結構高度なスキルが必要です。
この処理は幼少期家庭の中で本来学んでくるものですが、
感情を詳細に処理するのは大人でもなかなか困難なため、
誤った認識と処理を繰り返して病気をつくるようです。
慣れ親しんだ日常と違う時こそアーユルヴェーダが必要なとき。
まず心構えを『のんびり』に変え、すぐ元通りにしようと思わないことが鍵。
はぁ?と思うでしょ。
理由はちゃんとあります。
普段と違う違和感→反射的に命を生かしめる欲が発動→刺激が情動を誘発→不快感が増幅する
→自我意識に連絡する(エゴ)→何もかも気に入らないから何とかしたい!
となっていて、
訳もわからずに交感神経に働きかけちゃうのです。
連絡をもらったエゴが関わって益々厄介な考えを繰り出す状態になります。
ものすごく厄介な悪因なのです。
エゴが入り込むと交感神経が過剰に働き抑制しきれず、
自律神経があちこち乱れてホルモン分泌まで悪化。
それであっちが痛い、こっちも不調というわけ。
だから自主的に『のんびり』する切り替えが必要です。
習慣をリセットする儀式ですね。
身体が不安定な状態だったり心が混乱しているときは、
まず呼吸が乱れてます。
だから心身を安定させる第一の秘訣は呼吸です。
のぼせた気を下げ腹腰に力がこもるようにします。
(実際脊髄液が頭にたまると頭囲は広がってますよ、重い)
始めは胸を張って左右に開き、下腹を引っ込めながら吐く。
吐き終わる寸前でパッと下腹の力を抜くと大きな息が自然と入ってきます。
充分に息が入ったら、
今度はゆっくり下腹から絞り出して吐く。胸式から腹式へ。
吸う息より吐く息を長くで調整し直します。
すると気力は数倍。
理由は横隔膜を通して副交感神経に働きかけ、
無意識層の勝手な働きによる興奮エネルギーの消耗をやめたさせたから。
一次的でも呼吸運動に集中するので、
思考も一次休止します。
自動的な興奮を抑制するとエゴイズムの暴走は鎮まります。
数倍上がった気力でもう一度仕事や作業に取り組むといいですよ。
普段と違っても構わないと、
柔軟な意識を持っていくとエゴイズムから解放されて、
伸び伸びとリモートワークを楽しめるはずです!
脳の整合性を利用した新旧交代術。
新しいものには3日も経てば慣れるもの。
上手く利用して変化の波を乗りこなそう!
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