今変化の中で深刻化している症状が『胸内苦悶痛』。
アイデンティティー崩壊の危機に晒されている人の症状です。
胸内苦悶痛は喉から心臓部周辺まで何かがつまったような、
何か杭のようなものが刺さっているような鈍い痛みが持続します。
自己を守りたい一心で丸くうずくまりたい姿勢ですね。
自己防衛の心理が影響された姿勢です。
このままにしておくと更に萎縮します。
調心しましょう。
この症状は『裏切り』を感じたときに現れやすいもの。
では今何に裏切られたように感じているのでしょうか?
それは日常に裏切られたのね。
自己価値が破られ、
良いと思っていた自他への愛し方が、
まったく通用しなかったことに苦悶痛が起こっているのです。
これは調心する甲斐がありますよ。
まずあなたの中に『変わらずにいて欲しい期待』(自己価値)と、
『管理しておけば何とかなるはず』(愛し方)が信念であったはずです。
全ての物事は変化し続けるもの。
自分も変わる、他人も変わる、環境も変わる、国も変わる、宇宙も変わる。
これが大人哲学。
私たち人間は常に環境とワンセットで変化し生き延びます。
どんなに努力をしてもすべての環境を管理するなんてことは出来ません。
起こって欲しくないことが起こってもおかしくないのが日常です。
大人哲学を持ってないと、
ちょっと何かが起こるとすぐ怒ります。葛藤や憤りを作ります。
依存症・共依存症の病理を残している人ほど胸内苦悶痛を起こしやすいです。
癒着対象が変化するとなんでも裏切りと思えて動揺が半端ありません。
ぜひぜひこの機会に知って調心しましょう。
痛みを肯定したら「精一杯やってきたよ、充分」と声掛けして、
一度『力』を抜いてください。
そしてこれからは、
無駄に条件を増やさないほうが良さそうだ、
期待をしないほうがラクそうだ、
そんな心構えを持って、
起きたことをただ紡いでいくだけで充分なのだと、
調心してみてください(*^^)v
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