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Writer's picture湘南茅ケ崎 サロンハナミズキ

大人哲学・男は刀、女は鞘(悪業編)


先月末に我心について載せたら、

思いがけずパートナーシップについてのお問い合わせが続きました(笑)

まぁ当サロンは対人依存症のサポーターサロンであるので当然かもしれません。


男女仲はホントに一筋縄ではいかない模様。


そこでちょいと古きから新しきに移行する今を上手に俯瞰するために、

情報を載せますね。


日本文化をのみこんでいた慣習。

それをよく視れば実は共依存社会だとする人は少ない。


男女の役割分担がはっきりとしていて固定化され、

白無垢はあなたの色に染まりますの意味があった時代。


夫や義父母の期待を黙って背負い、

従うことこそ妻の役目で良妻賢母の象徴とすらなっていた神話は、

今形を変えていこうとしてます。


夫の様子がいつもと違います。

家に帰ってくると、

あれはどうした? どうなっているの?ダメじゃない。○○したほうがいい。

とにかくものすごく干渉してきます。

それからすぐ忘れる。

昨日と言っていることが違う、話の筋が通らない。

以前こんなだったかしら?

私の何がそんなにいけないのか見当がつかないと女性陣が打ち明けてくれます。


このケースはコロナ禍で増えてます。


このタイプご夫婦の特徴

・夫は几帳面で家庭の中を牛耳りたがる

・会社でも出世している、管理職

・稼ぎもある、金銭感覚もあり家系を管理しているところがある

・趣味もあり公私を上手にわけて自己コントロールしていると思っている

・家事は当然妻任せ

・とにかく夫の言い分を妻には聞き入れてもらい何かと従ってもらいたい

・物を投げる壊すなどの高圧的態度はないが、いつでも上目線

・都合が悪くなると黙る、退席する、外出する

・子どもとは直接話さず、妻を介してが多い

・すぐ怒ってキレることはないが、話し合いの最後には必ず夫に従わせる

・妻は大人しく従うほかない人

・妻は専業主婦で個人財産がない


このタイプの男性を心理学的にみると、

力の関係に未だ収まろうとする精神発達がままならない状態です。

しかし社会的評価は高く認知されているのよね。

ここがポイントです。


幼少期におおよそ親から成績優秀や出来る子であるように促されていることが多く、

男とはこういうものだと、

父や祖父から厳しく価値を押し付けられてたりします。


こうした環境下で育つと優劣意識を常に持たなければならず、

ちゃんとしておかねばならないと強迫性や完璧主義になりやすい。

その甲斐あって社会評価も高く、結果も伴ってきているはずです。


しかし潜在意識をよく視ると、

何か起こりそうな予感がするだけで不安に陥りやすくとても神経質です。


社会的評価も高くなるほどに、

脆さを気づかれまいと『コントロール』が強まります。


会社でコントロールが上手くいかなかったり、

事態が収束するのにかなりの時間も労力も必要な予感がするとか、

今までと同じような立場をつくれないかもしれないなどの状況下に至ると、

その不安を別の何かをコントロールすることで大丈夫だと思いたがる行為なのですね。


これも心理学では『置き換え』といいます。

干渉は強迫性と完璧主義を補うための嗜癖。


バランスが崩れたときは、

夫の心理とアイデンティティーについて妻が理解するチャンスです。


見方を変える必要があります。


この世に数多く残っている昭和価値観モデル家庭の妻。

強い男性にグイグイ引っ張ってもらって守ってもらいたい精神段階が多いです。

実は力の関係に留まりたがる「父娘疑似体験の精神段階」のままだと言います。

驚きですがこれが昭和価値観の実態。


また怒りやすい依存症男性ほど、何も言わない女性を欲しがります。

『怒らない寛大さ』で対応しようとする女性は、

男性の怒りを増長するイネイブラーなだけの場合が多い。


怒らない寛大さが、

実は恐怖なだけだったり、

関わり合うのが面倒で怠慢だったり、

いい人でありたい虚栄心だったりしていたら双方問題です。


残念ですが依存・共依存関係。

悪業が深まる一方でわだかまりを残しやすく、互いに傷つけ合いやすいわ。


もし気づかれたら、

ここぞとばかりにお互いのアイデンティティーを理解して成熟を目指しましょう☆


次回は、

業が深まるような面倒な関係から脱出を図りたい人へのメッセージです。

「男は刀で、女は鞘」の意味を知っていきましょう。




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