アーユルヴェーダとヨガのある暮らし。
明るく楽しく生きる知恵のご紹介。
暮らしを楽しみたいと願うなら、
何を土台にしたらよいのでしょうか?と質問を受けます。
即答で『良い習慣化』を筆頭にあげます。
おそらく古くは釈迦の教えに始まっているのだろうと思います。
出家に始まる彼らの修養の中で、
非常に大切にしているのが『戒』です。
シーラと言いますが意味は習慣性です。
『自主的に内面の道徳をつくっていくこと』とあります。
これって生活するものすべてに関わってくる元素的な要素です。
習慣性には良いものと良くないものがあります。
良いものは人を安楽に導き自由にします。
悪いものは人を縛り苦しみをもたらします。つまり不自由になります。
ここまでは想像が簡単につくはずですが、
問題は『良いと思っているものが実は良くないものだった』という類があるってこと。
最初は良くてもいずれ悪さをするのですね。
苦しみを生みます。
心のメモ帳ブログで強迫症状や共依存心理について現在お話を進めていますが、
そもそもこれも、
もとは親から教えてもらい、とても良いものとして吸収し使ってきたはずです。
それによって安楽や幸福になるはずと見立てたものが、
何年経ってもその状況に至らないというケースになります。
つまり良くない習慣化の類です。
今日は根本的なお話になってしまいましたね。
暮らしとは、
ホントに小さなことを大切に扱いながら組み立てていかないといけないものなのです。
ということは、
小さなことから変化をさせていけば、
いずれ大きな変化になっているという原理になりますね。
小さな変化ならそう抵抗なくやれるものです。
身なりを整える。
着る服を変えてみる。
色を変えてみる。
たったそれだけのように思えることが水面下の変化を呼び、
それが呼び水になって暮らしのあちこちに変化を加えたくなることが起こります。
暮らしっていうと大々的なことに感じますが、
じつは毎日の積み重ねなだけ。
食生活の変化が難しいと思う人は、
このあたりから取りかかってみてはどうでしょうか?
晩夏の暮らし方。
風通しの良い服を着て身なりを整え、
夏の疲れを残さないように暮らしていくこと。
涼を取り込み、ゆっくりと動くこと。
今、わたしたちに出来ることは、そんな小さな変化を暮らしのなかで試していくことです。
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