アーユルヴェーダでは、
本質からはなれていくと病気になると考えます。
曲者は習慣。
習慣(ヴィクリティ)は、
①ものの観方
②受け止め方
③考え方
④行い方
というぐあいに偏って身につきます。
これ断捨離対象です。
ヴィクリティ(後天性)は、先天性(プラクリティ)の妨げになり、
その人らしさを奪いながら、性格の方向性を固めていきます。
いわゆるニセ体質にまでなります。
ニセ体質は自然調和を崩すので、異常感がからだに現れます。
ニセ体質がどんどん貯まっていくと、
病気や甚大な損害を被るくらいにまでなると考えてください。
早々に現れてくるのが自律神経失調症。
これヴァータ性の増大です。
運び方を間違えたのです。
感情の扱い方を間違っているために起こります。
自律神経失調症は、
潜在意識の作用のほうが表層意識より強く働いているために、自律出来ずにいると考えましょう。
人は、意識と行動の差に大きく打ちひしがれ苛立つものです。
こういうときは、
気持ちを押し殺しても無駄。
自分に無理を強いしていれば、過ちを犯すだけと考えましょう。
過ちは安定しないし、美しくもなりません。
行動は、気持ちから大きくずれないほうがいいと知ってください。
テクニックを伝授。
感情に一旦言葉をつけてあげます。
一度知性を伴わせてあげる必要があります。
その後今度は、
感情を動機にして、もっと良い方向に軌道修正できるようにしてあげます。
ここで理性が発達します。
調べるから和むのです(=調和)。
人間はステップを踏んで、やっと成長するものと知ってください。
自然な理法に沿って、丁寧に片づけていくのが賢い選択です。
安易な行動から解かれてゆけば、
自然な人間の基本的能力や才能が働いて、
失調がおさまります。
次回は、運ぶ力(ヴァータ性)が上昇して暴れる症状をご紹介いたします。
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