
今日は山羊座満月です。
ちょうど太陽が蟹座を運行中で、
その対極に位置する山羊座の月がまん丸になるとき。
蟹座が家庭なら山羊座は社会です。
どちらも自分の住処を指します。
今満足していますか?
どちらも心が込められるととても居心地のいいモノです。
逆に、心が伴わないとどんなに素晴らしい環境でも不満足になります。
それぐらい『心』が込められるかどうかは分かれ道です。
アーユルヴェーダは『命』、ヨガは『心』の教えに特化したものですから、
生活に組み合わせると非常に効果が上がります。
未だ蒔き生活や土釜を使った文化生活圏より、
何でも便利で手に入りやすい近代社会で生きている私たちのほうが、
なぜか心が不満足で荒んでいるってご存知でしょうか?
便利品に囲まれて『時間』に余裕があるはずなのに、
切羽詰まった生活をしているって知ってますか?
その差は『心』の使い方を知らないからです。
生活に『心を込める』とは、
サットヴァという性質を持ち込むことを指します。
サットヴァ性が入った心は、
意識して持ち出していかないと作用しません。
親から子へと受け継がれていくもので、
自動ではなく最初は誰もが手動のみです。
『大切にする』『大切に思う』意識を加えていくと考えてください。
楽しいことがないかなと思うときは、実際自分の心が空っぽだからです。
いいことが起きないかなと思うときは、実際自分の心が欠乏感を持ってます。
言葉は、心象を前提に使っているのは明らかです。
そうしたからくりを見抜くために『大切に思いながら』を導入して、
心の方向転換を試みているのですね。
自分が気に入らないというものを大切に思いながらとは、
なかなか難所ですよね。
だからこそ持ちなさいと教えられているのです。
でも次の例を聞いたらできそうだと思えるかも?
食器の洗浄片付け、部屋の掃除などしているとき、
『早く終わらせて○○しよう』とか、
『今日は何時出かけるから早く用事を済ませなくちゃ』とか、
何かをしながら、もう次のことを考えてやってることってありませんか?
この心の使い方は、
やってる最中ずっと『不愉快』を抱えています。
これね、実は自分で不愉快にしているのです。
家庭も社会もほんの一瞬『心を込めて』という言葉が入り込むと、
行為は違ってきます。
食事づくりも、
食事の盛りつけも、
食事も、
食事の片付けも、
心を込めて感謝しながら行うと心地良いものになります。
丁寧に食材を扱うこと、
食材を彩ること、
食卓を囲んで楽しむこと、
美味しさをかみしめること、
使った食器を大切に扱うこと、
水や環境を清潔に大切に扱っていること、
どれも『皆、自分を楽しませている行為』です。
心がこもるかどうかで、
『時間』の価値も、
『心』の状態も、
『生活の味わい』も全然違います。
こうした心の使い方を教わってきましたか?
縁あった家庭や社会ともう一度向き合うために、
『心を込めて』付き合ってみたら、
何か違ったものが見えてくるかもしれません。
次回の心の扱い方は、
楽しみと喜びの違いをご紹介しますね。
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