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Writer's picture湘南茅ケ崎 サロンハナミズキ

日本文化と後天性(ヴィクリティ)


8月以来の更新になります。


心のメモ帳ブログのほうはずっと更新していましたが、

アーユルヴェーダのブログに載せたい内容を模索してました。


サロンを構えて10年を迎えようとしています。

沢山のケースを通して気がついたことをご紹介しようかと思います。


それが今日のお題。

サロンのホームページに『ドーシャチェック』がご利用できるようになってます。

ご存知でしょうか?


日本文化で育った方がこのシートを使うと、

誤解が生じているように思います。


乱れの傾向をチェックするものですので、

『後天性ヴィクリティ』= 現状の人格 を把握するためと考えてください。


先天性プラクリティを判定するものではありません。


アーユルヴェーダが文化に根付いた地域では、

人が生まれればその子の傾向を、

察知する能力も情報もそもそもある環境です。


その子の持って生まれた資質を、

伸ばす方へと文化・社会が協力する土台がすでにできています。


ところが、

日本文化の教育・子育ては、

長い間『いい人像・万能的な人物』を掲げて、

その状態になるよう合理的に教育されています。


個人心理よりも社会集団心理が優先された文化です。


海外と日本人の保護者に対して行われたあるアンケート結果があります。

初めて保育や学童に参加するお子様に対して、

保護者は一体どのように声をかけるのか調査しました。


お友達と、

どのような遊びを積極的に行ったかについて関心を置く海外の保護者に対して、

日本の保護者は、

先生や大人の話がよく聞けたか?と聞くほどの違いがあります。


前者は主体性、後者は追従性が優先。


あなたの親御さんはどういう人でしたか?


こうした日本の社会背景では、

本人の資質を伸ばすことよりも、

優先されたものがたくさんあったのですね。


この状況で、先天性プラクリティを発見するのは簡単ではありません。


後天性ヴィクリティだらけ・・と解釈するほうが自然です。


身体の不調や心の不調があった場合、

生活様式そのものがその人を不調に追い込んでいった経緯があるので、

原因を探るには、

『生活歴』『成育歴』に目を向けないわけにはいきません。


そのなかに分岐点があり、改善へのヒントがあります。


不調、疾病も結果なら、

人格も結果です。


そのことを知っていることが回復の最大の武器です。


日本文化では、

生活の中、

自分の努力で自分の状況を理解していき、

自分の力で自分の心を正しいほうへ導いて、心の中から変えていく。

このトレーニングが人生の健康と不健康を分けます。


アーユルヴェーダとは、

人をよく観て、人を直していくという道理です。


対症療法だけに留まるのでなく、

人間のもつ自然治癒力を最大に活かして整える方法がアーユルヴェーダです。

ご理解いただきたい。


サロンハナミズキの方針は、

病気は、自分を取り戻すチャンス。


命の洗濯の到来と考えます。


肉体の苦楽だけに留まらず、

心の悲喜をも洗濯する。

サロンの提供するアーユルヴェーダです。


















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