最近改めて、インド歴史と宗教観と仏教歴史の変化を学び直しているのですが、
どれも自分が続けてきたヨガ行法と関係しているので、
復習ができてうれしくなってます。
バラモン文化時、
生まれ(血筋や家柄)で自分の人生が決まってしまう身分階級制度がありました。
それに反発するように、
『行為でいやしくもなれば、行為でバラモン(最高位)ともなる』と、
画期的な思想が生まれます。
論争を宗教観で繰り返しながら歴史は作られて今に至っています。
スリランカに行ったときのことを思い出しました。
地元の人たちが土日になると、
公園で奉仕活動をしているのを目にしました。
言われてイヤイヤやるのではなく、
子どものうちから積極的に楽しんで参加しているのに非常に驚かされました。
行為(業)を正していくことを意識しているか否かは別として、
行動すること自体に楽しみを持っています。
気さくにわたしたちにも、言語を越えてコミュニケーションしてくれます。
親も地域も文化も、
ひとは迷惑をかけながらしか生きられないことをよく知っていて、
奉仕活動や行為を通して、
正しさを身につけるほかないと文化自体が了承しているのですね。
これは日本と大きな違いだと思いました。
日本はどちらかというと、決まっている規範を守りなさい。
迷惑をかけてはならない。間違えたら恥、罰という具合ではないでしょうか?
そうした監視・管理の感覚が刷り込まれていたので、
長い間、日本人は消極的だと言われてました。
その一般社会価値観はもう古くなってますね。阻害因子になってます。
人間の心理は、
温かく優しく見守ってくれている『存在』をかならず欲していて、
そのほうが落ち着き、
心理も精神もスムーズに育成されるのだと、
段々知られてきましたね。嬉しいことです。
消極性も積極性も、
人との関わりの中で根づくものです。
もし、いま消極性だと思うなら、それを一つの経験を受け取ってください。
今のあなたならできますよ。
同じ取り組みをしている人がたくさんいます。
これからは、あなた自身が優しい親になり先生になり、
生活を決めていかれたら良いと思います。
養生のアーユルヴェーダ術は、
日々の生活を、積極的に丁寧に作り上げていくだけ。
あなたのセンスを臆せず盛り込んでください。
かけがえのない『あなた』が活かされてることが大事なのですから。
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