今、わたしたちの住む場所は変わりつつあります。
自然環境の変化、温度・雨量の変化に驚きを隠せません。
その状況によって、
わたしたちの心と体は乱されます。
そんな時だから、心の使い方をできるところから工夫していきましょう。
現代人の心が忙しなく動いてしまう理由に、
『快適』への強い囚われが考えられます。
寄せられるご相談のなかでも、
今いる環境が『冷房ガンガンで冷え切ってます』という人と、
『熱くてたまらない』という人と分かれてます。
じつに悩みは様々です。
自分の快適に囚われれば囚われるほど、
外敵があるように思え、
さらに不愉快で心は乱れます。
そんなときほど、自分の心の使い方一つで、
明るい心と楽しい生活は組み立てられます。
それがアーユルヴェーダの考え方。
なんせ4、5千年も前から存在するものですから、
外を変えるより内を変えればいいという知恵の宝庫なのですね。
熱さ寒さが問題なのではなく、
熱さ寒さをどう捉えているかで心は変わっていきます。
冷えでお悩みの方は、
あなたの冷えを感じるところがあるはずです。
足首、首回り、二の腕、お尻、下腹など人さまざまです。
そこをセルフケア。
当たり前のことなのに疎かにしがちです。
周りを気にせず、守れることは自分で守りましょう。
そして、かならず一日一回以上は38度以上の腰湯をして汗腺を開かせてください。
また、汗腺を開かせるのに役立つ簡単薬膳をご紹介。
みなさまカレーペーストをご存知でしょうか?
一から材料を揃えるのが大変だという方は、
カレーペーストを使った手間抜きを活用して、
日頃から薬膳スープを召し上がりましょう。
おすすめはグリーンカレーペースト。
これをみそ汁をつくるかの如くに利用します。
レッドカレーペーストほど辛くなく、
イエローカレーペーストほど甘くない。
好き好みはありますが良薬口に苦しですw
割るものはココナッツミルクが主流ですが、
白湯や低脂肪乳でも構いません。
白湯であればとてもサッパリした味わいです。
アーユルヴェーダのお食事コースを召し上がった人はご存知かもしれませんが、
最初にサッパリとしたスープを召し上がるほど。
胃腸の状態を真っ先に改善します。
肝臓強化を可能にしたいなら、
別口でターメリック(うこん)を入れればいいです。
野菜はなんでも。
耐熱容器があればマグカップで一人分も可能です。
食欲が落ちている場合は、
ペーストを利用して簡単タンドリーチキンもどきもつくれます。
作って小分けして冷凍し、食べたい時の一品にしても良し。
香辛料がからだのなかから改善して、汗腺を開きやすくしてくれますので活用しましょう。
次に暑がりで赤ら顔や湿疹が出やすい人は、
キュウリがおすすめです。
熱が強くなってくると、
逆に体が熱くなる塩辛いものを過剰に欲しがるようになります。
体が欲しがっているのではなく、脳が刺激物で不快感を薄れさせようとしているため。
錯覚を起こさないようにしましょう。
ほてりを解くのに毎食一本を召し上がるようにします。
へちまもいい。
よくきゅうりパックが取り上げられますが、
食べて体の中から熱を取るのがおすすめです。
シミが強く浮き上がったような感じが薄くなるまで数日は続けてみて。
それからしそ科の野菜。
青じそやバジルは香りだけでなく、鎮静作用を促します。
乾燥バジルを活用するといいです。
日本人向け。
熱がりな人は、
冷蔵した冷たいものをとって熱を下げると考えがちですが、
長期的に考えると胃腸に負担をかけやすいので、
体内でジックリ熱を下げていく食べ物を選んで摂っていくようにしてください。
夏野菜、夏果物はそのためにあるものですから。
沐浴はなるべくぬるめの温度で。熱を取ってくれるように活用します。
日本人は沐浴をしないほうだと思いますよ。
濡れタオルで拭うことは気分も拭くことにつながります。
今日の内容は世間では周知のこと。
でも、意外と自分を守ることを疎かにしがち。
ぜひ実行を(*^^)v
自然環境に抗うのではなく、
わたしたちのほうから、
個人個人にケアを合わせて暮らしていくほうが心も体も健康になりやすいです。
明るい心と楽しい生活のために、
一工夫な暮らしてを心掛けてみましょう。
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