プチ断食に慣れたら、
白湯による毒だしに挑戦しましょう。
白湯を美味しいと思えるときは、
アーマ(未消化物)が少なく、調子が良くなってきた証です。
ものすごく暑い真夏以外、本来体は冷たいものを欲しがりません。
日本の気候なら冷たいものはあまり必要ないのです。
日本人体質は、もともと火(ピッタ)の性質が多いほうではありません。
冷えやすい性質です。
ではどうして冷たいものを欲しがるのでしょうか?
ストレスです。
刺激と興奮で、緊張を跳ね除けようと頭が覚えます。
さらにビールやアルコールを好むようになると、
もともと崩れ始めたところにもっと調和がとれなくなり、
いくらでも摂取できるようになります。
苛立ちにアルコールが良く感じるのは、
熱くなったものを下げる意味ではなく、
緊張を解くために利用しているのです。
ただし、体は嬉しくありません。
必要外の飲食を好むときは、大抵ストレスからです。
神経系(ヴァータ性)の働きまで鈍くするので、
選択肢を誤まるのです。
白湯をのみ続けるのは、その状態から回復させてくれる有益な手段です。
ちなみに年代でいくと、50歳代以降はヴァータが優勢になりますから、
特におすすめです。
一度沸騰した白湯をゆっくりすするようにして、一回にカップ一杯を目安しにします。
もともとピッタ性が強い人は60度ぐらいまで冷めてから、
ヴァータとカパ性が強い人は、それよりも高めをお勧めします。
そんなに難しくありません。
体調がとくに思わしくない人は、
食前や食間に摂取し、お腹の温まり具合を良く感じてください。
消化力が戻るまで、食事は極力軽めがおすすめです。
健康保持・精力増進目的なら、
カップの大小はありますが、おおよそ200ccぐらいとして、
朝、一日三食の食事中、おやつに摂取したとしても800から1000ccです。
沢山飲めばいいかというと、
それでは逆に、必要な栄養素まで流れてしまうと考えます。
あまりにも几帳面になるのは心理的負担を起こしますから、
楽しみながら『試す』がおすすめです。
消化力が戻る、
便秘が解消される、
頭が冴えてくる、
気力が戻ってくる、
体が軽く感じるようになったら、ドーシャのバランスが回復しています。
飽食の時代だからこそ、本当に必要なものがなんなのか迷いやすいです。
美味しく頂くためにも、まず健康体であることです。
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