
日本人の気質についてご存知ですか?
もとは『細やか』『几帳面』。
この性質の反面は『神経質』。
ヴァータ性がすぐ上昇しやすい性質です。
神経質は、心の中が喧騒なので、
不服者が合わさると、
時に集団ヒステリーまで起こすほどの大問題を引き起こします。
気難しさがあったら、
それは、文化を引き継いでいる証ですね。
肉体の不調は、
『出し損ねた気分の代弁者』と考えるほうが、自分を理解しやすくなりますよ。
育児で考えてみましょう。
赤ちゃんが良く泣くと嫌がる親御さんが多いですが、
赤ちゃんにとって母胎が天国です。
あなたを大好きだから求めて泣いています。
赤ちゃんに真っ直ぐに愛されているのです。
泣く姿を笑って『大声で運動会をしてる』と受け止めてるママは、
愛し愛されている関係がもう生まれていて、
脳内では、オキシトシン神経物質が放出し、
大変な事情を苦痛と思わずに対応できるほどです。
こちらは『密着の欲求』を満たしてきています。
一方、
泣かせてはいけない、うるさい、叱られる、周りに怒られる、
赤ちゃんと意思が通じない、赤ちゃんは親を嫌いなんだなど、
神経が過敏に働く解釈をしていくと、
悪いこととして抑圧しようとするから、
余計に心理的負担が生じ、育児がとても恐ろしく苦痛でしかありません。
こちらでは『密着の欲求』が満たされず、
常に外を不穏に感じてしまうセンサーになっていきます。
私たち人間は、
気分の表現をどのように『受け止めていくか』また『受け止められたか』で、
まったく違った人生を生きることになります。
ここポイントです。
親が神経質な性質を持った人格スタイルだと、
育児中にそれを吸収して、子どもも後天的にヴァータ性が強くなり、
自分自身のことなのですが、とても扱いづらくなります。
家庭内でみんなの価値観が一緒になるほうが『ラク』『正解』と思いそうですが、
全員神経質って、相当大変ですよ。
あなたの生活が、
規範依存(言いつけ厳守)、成績主義、独善的な正当化から生まれた評価で、
生活が営まれていないかチェックしてみましょう。
これだと『密着の欲求』はほど満たされていません。
溜まった神経質は、
子どもの頃よりも、青年期を越えた頃から深刻な状態で表面化する仕組みですから。
気づいてケアしましょう。
密着の欲求を持っていることをしっかり自覚します。
マッサージやハグは、その密着の欲求を満たすため、相当な効能をもたらします。
神経過敏による肉体の緊張をしっかり解く時間は、
自分を保護し、愛し直す時間です♡実行しましょう。
また、
肉体管理(ストレッチ・ヨガのアサナ)をしているとき、
じつは私たちは自分の手で、自分の体を触り、スキンシップに相当する行為をしていますよ。
だから、こちらも朝晩決行しましょう。
不満の理由をしっかり理解した上で満たされる悦び・愛のありがたみがわかるから、
人までも適切に愛せる。それが自然な摂理です。
マッサージに来られる方が、
施術後に、ご自身の愛し方が変わるのは不思議ではありません。
不調の改善に『密着の欲求』を満たす時間を作ることをお勧めします。
子育て・自分育てに役立ててください。
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