先日は、空腹になってから食事を摂る習慣をお話ししました。
空腹のときには一杯の白湯がとてもおいしく感じます。
これが健康な状態で健康な味覚です。
特に朝の一杯の白湯(温かくぐびぐび述べるぐらいの熱さ)は、
胃袋を温泉に浸からせているようなものなので、
非常に胃腸機能の改善・予防策になります。
ぜひ実施を。
健康な内臓と健康な食事によって、最もお肌のよい状態がつくられます。
中がちっともよくなくて、上辺だけのお手入れでは不経済です。
中からの健康を考えて、日々生活をするのがアーユルヴェーダです。
空腹から朝食をとると、
その人の個人の食事量や燃焼具合が掴みやすくなります。
肉体は世界で一つなので、つねに試して、自分のライフスタイルを確立してくださいね。
ヴァータ性が強い人は、重たい食事は辛く感じます。
消化力にムラが起きやすいこの性質の人は、軽めで、勝回数を増やすようにします。
ご飯食が重たいと感じる人もいるほど。
そういう場合は、パン食やホッパーなどで調節します。
ホッパーとは、スリランカ版米粉のクレープ皮みたいなものです。
2時間以上浸水させたお米を石うすでペースト状にしていくもの。
ご自宅でつくる場合は、米粉で代用し色々なアレンジが効きます。
ちなみにインドではドーサ(米粉と豆粉のクレープ皮)かな。
美味しいですよね。
スープや果物と一緒に取るぐらいで調節し、胃腸に負担をかけないようにします。
空腹になるとイライラしやすく、とにかく時間通りに食べたがるのはピッタ性の人。
消化力が強いので、このタイプは食事をしっかり朝からとっても大丈夫。
気をつけたいのはカパ性の人。
脂肪も蓄積していて体力がありそうなのですが、
消化力に関するとイマイチで蓄積しやすい。
燃焼作用よりも、脂肪の再生成のほうが優勢だったりします。
カロリーの高めなものが好きな傾向で、
甘いものや冷たいものを取る傾向が高い人です。
朝からどっさり食べるのは注意。
とくに朝は、身体の体温上昇や燃焼作用の働きが遅い傾向なので、
気をつけたいところです。
生サラダや牛乳やヨーグルトは栄養もあっていいという情報なのですが、
このタイプが冷たいものを摂ると、
身体が冷えやすい状況をつくって胃腸機能にブレーキをかけてしまいます。
ここは近代生活では見落としがちな食生活です。
温かい食べ物に切り替えてみてください。
消化が正常に進めば、自然と体は調子が上がってきます。
空腹から食事の調整を試みると、自分のタイプがわかって助かりますよ。
いつまでも健康な肌は、食事から出来ているのですから是非お試しあれ。
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