ヨガの中の戒律に「アヒンサ(暴力を振るわない)」があります
筆頭に挙げられているこのアヒンサは殴る蹴るや傷つける言動などの
対外的な行動を指すだけではありません
自分に対する暴力のことも多大に含まれています
病気になることは自分の生命に責任を持っていないことです
個性を健全な方向に成長させていないなら使命を果たしていないことです
自分らしさが解らないなら それは見事に自分に暴力をふるっているのです
他人の前できちんとしているフリをするなら暴力です
本当の自分を出したら嫌われることを前提にしてその場しのぎですから
自分への暴力と他人への暴力が同時に発生しています
偽善の自分に好意を持ってもらおうなどとの欲から行動すれば
結局後で苦しむのは自分自身です 暴力です
本音と建て前の使い分けも暴力に含まれます
人として生まれていることを大切に意識すること
自分という人間はこの世に一つしかないこと
自分を活かし輝かせる責任が一人一人にあるのです
忘れていませんか?
一度きりの「自分という人間」を受け入れがたく味わい尽くせないようなら
今一度原点に立ち返り 他人軸の評価のために生きることより
出来るところから自分の評価で味わい尽くす努力をするほうが
生きるかいがあるものです
子どもの頃はだれもが他人軸の評価を要します
でもいつまでも必要なものではありません
身も心も自分軸で立てるようになることが
人間に生まれた目的です