別れたがらないものの正体は我です 自我(エゴ)です
手放したがらないのも我です 我は臆病です
我は大切なものを見えなくさせてしまいます
今ここに不満があるから恐怖心が起きて
敵愾心、防衛心、嫉妬心、執着心、依存心、虚栄心、名誉心、、、などに形を変えていきます
これらすべてが分離感から起きています
そもそも人間の分離感はどこで芽生えるのでしょうか?
まず誕生時です 母体から離されて恐怖を味わいます
次に乳幼児期です これを母子分離化といいます
急激だったり強要すると恐怖心が強く根付く原因の一つと考えられています
目が見えるようになり自分と相対する世界の成り立ちが感じられるようになります
徐々に赤ちゃんの時のように母親と一緒に行動することから
少しづつ離れても大丈夫なようになっていく大切な移行期です
ところが兄弟の出現や育児書通りにしようと無理に母子分離化をしてしまうと
心の大きな傷が恐怖感覚として無意識に残ってしまいます
我と折り合いをつけるにはそんな昔に遡って
自分の心の傷を癒さなければならないこともあるのですね
世界(社会)はあなたを責めるためにあるのではありません
写真 AleLa Photography