ヨガの実践において最初に習う道徳律があります
その中に「タパス」という言葉があります
苦行や自己鍛錬などと訳されています
自分の身心を清浄し改めるために実践していくことです
この実践していく中で言葉の使い方を誤ると
捉え方の誤りにつながり磨かれていくことはないと気づきます
自分の成長を止めてしまったり 狂信に至ってしまったりと
修練の目的から自らの放った言葉でかけ離れてしまわないように
気を付ける訓練をして「正語」の習慣を身につけます
「できない」のでしょうか?
「やっていない」だけではないですか?
「やり続けるから出来るようになる」のではないのでしょうか
使う言葉で心の迷子も抜け出せます
ヨガにはそんな心の使い方を学ぶ楽しさがあります
「これは難しい」と使いませんか?
「(あくまでも)私がこれを難しいと感じて躊躇している」の表現間違いをしていませんか?
前者は自分はOKで先方がNO
後者は自分はNOで先方はOK
人間は弱さゆえに自分を欺く言葉を使っているんです
自分が受け入れがたいものと感じると身を守るために
無意識に相手のせいにする言葉を使っているんです
自分の力や味方になる人や物を自分で遠ざけてしまうのです
使っている言葉を良く見直して変えてみると
今まで見えなかった物事がクリアになります
ヨガの基本は物事の問題は自分以外の外側にはなく
外界に反応する自己制御能力が問題であると考えていることです