高い理想を実現するのに完璧な状態にしておかないと
気が済まない人がいます
一見とてもきちんとしていて隙が無く完璧な行動に見えるのですが
潜在意識の状態は不安と恐怖でたまらないのです
堂々としている態度の人が心も堂々としているとは限りません
人間の欲求に「安全欲求」と呼ばれているものがあります
生理的欲求の確保(食欲、睡眠欲などの本能的欲求)と
安全に生きるという欲求が満たされていないと
所属している家族や集団に対して信頼感が持てません
自分の生き方を見つめる余裕がなくなってくるのですね
形を守りたい一心で行動がなされていきます
そこには信頼はなく猜疑心です
生きていることへの幸せ感はあるようで浅いです
不安と恐怖が土台に自分軸が作られています
これではぬかるみの上に立った大木です
いつ倒れてしまうかわからない不安を持ち続けてしまいます
心の奥深くの欲求をしっかり見直して気が置けない状態と
さよならして安心できるように許すことです
「こうでなければならない」、、、超自我意識と言います
例えていうなら超厳しいお父さんお母さん役をするもう一人の自分とでも言いましょうか
超自我意識の縛りから自分自身を許して解放しましょう
度が過ぎれば強迫観念による神経症です
さらに悪化の意図をたどることもあります
疑いより信頼の土台で軸をつくる心がけが大切です
写真 ChadCooperPhotos