目標と妄想が混乱状態になって処理しそこなうと
自分の思考が妄想型に固着化していきます
無意識にやっていますので癖になり人格に及んでいます
人格を変えるには癖を直していくことが必須です
大なり小なりですが小なりのうちにきちんと整えておきたいものですね
過度な理想化は他人にも向いていきます
本人は「素敵な人」と思っています
ですがよく観察すると「きっと素敵な人のはずだ」と思い込んで見ているのです
頭がきちんと言葉で自分の心情を汲み上げきれていません
勝手な相手への期待がふくらみ
「あの人はこんな行動をする人だろう」「きっとこうなるだろう」
などの妄想を大事に握りしめ固着し始めるのです
基準は自分の創り上げた妄想です
妄想にそぐわない行動を相手がしたらどうなると思いますか?
幻滅です 不快です 文句を言ってこけおろすのです
そこまでしなければならない理由はあります
妄想した自分を庇うためですね
もともとの自分軸が問題であることを欺くためです
潜在意識に誤った「自分(の妄想)は正しいはずだ」の自分軸があると
他人を犠牲にしてしまうことがあるのですね
コミュニケーションは妄想対現実で始めからずれているので
どう考えてもかみ合わないのです
天と地 子どもと大人 場合によっては性と死ほどの差があります
過度な理想化とこけおろしによる不安定な人間関係に
対人操作の行為などいくつかの特徴的行動が備わっている場合は
境界性人格障害が潜んでいます
心の奥深くから自分史とともに理解し癒していく必要があります
写真 JoFotografie