しめくくりは二つの立場のそもそもの成り立ちのお話です
形而上学や哲学や宗教などで取り上げられる神秘的解釈に基づいて広まっていきました
一言で精神世界です
おなじみの言葉の自我（エゴ）もここからです ご存知でしたか？
今では「哲学における自我」「精神分析における自我」と
分けて考えられて精神医学の中では一般的に使われていますね
愛する立場とは神様ですね
愛される立場とは人間です
愛する立場は人として生きるチャンスを与えたもの
愛される立場とは人として生きる課題を与えられたものです
愛する者の意を良く理解し受け入れて誠実に活かすことを目指します
愛される立場の者が我欲を清め改め
愛する者の意を理解し共に生きることを受容します
三昧や自己統合や梵我一如などの言葉で表現されています
最善の生き方を目指すことの教えの中から出てきたものです
人生で二つのどちらの立場にたっても
誠実さが器にあるかないかが問われているのは共通です
現在も道徳観や倫理として扱われています
愛は誠そのものです
ヨガに長くに携わっている個人として感じるのは
「心が真の大人になる」ことの大切さです
人に聞いたり見たりして終わらせるものではなく
自分で見つけて学んで考えて答えにつなげていくことです
つなげていくものとはこの身の皮膚一枚の外側のものではなく
内側の自分自身の中にすべての答えがあることにつながることです
失敗や失態の記憶の中にある自我と感情と欲情をつなげて認識すること
自分に自分をさらけ出す勇気
自分が自分を目を背けず受け入れる勇気
愛すれば愛される
この中で「誠」を学び「真」を知るのだと思います
自分自身を欺かない
一心同体を感じてください
写真 Kevin Dinkel