今の自分になれたのは過去の苦い経験のお蔭と言っても過言ではありません
失敗や失態を経験するから今の自分よりも向上しようと
意欲につながり頑張ってきたことと思います
理想や目標などはいったん自分を低く見て高みを目指すというやり方で創られるものです
ところが理想や目標と錯覚しやすいものがあるのです
それは「罪悪感と補償行為」の関係です
失敗や失態が心に大きな傷となって残ってしまっている場合です
罪な人や悪い人と自分自身を不当に低く評価してしまい
罪を償うごとく頑張らねばならないと強迫観念で追い込んでしまうのです
「(罪を償うためには)これを頑張らねばならない、、、」と
たとえて言うなら罪のない状態をゼロ地点としたら
失敗や失態をしたときはマイナス数値になっています
それらを償う行為でゼロ地点に戻ろうと頑張るのですが
シャドウの中の罪な自分を許すことができないと
ずっと頑張り続けなければならないのです
ゼロ地点に戻ることを自分が許さないのです
悲しすぎます
これは自分への暴力です
私はこれを「見えない思考の牢獄」と呼んでいます
自分をよく観察して正当な評価をしましょう
罪な自分と嫌っていたシャドウが一つ減りますね
心が軽くなります
是非見つけてしっかり許して自分を愛してあげてくださいね
写真 Dorron