人間関係でちょっと困った助けたい症候群のお話です
人を助けてあげたいと善意を装っているのですが
本当は自分を助けてもらいたいと思っている欲求が隠されているのです
シャドウの中に誰かを救ってあげられなかった自分を過去に経験していて許せていないと
ずっと無自覚に後悔の念で自分を苦しませ続けています
そんな自分から補償行為で誰かを助けなければならない強迫観念が出来上がるのです
誰かを助けることで過去の戒めから自分を救い上げようとしているのです
ややこしいです
誰かを助けたい行動ではなくて自分を助けたいのです
相手を助けると見せかけて自分を相手に助けてもらいたいのです
「助けられる人」と評価し直してもらいたいのです
必要とされたいのです
思いが強ければ強いほど世話焼きになります
馬が合うのは依存性の強い自立できない世話を焼いてもらいたい人です
自立している人はしつこさに気分を害していきます
承認して欲しい為に甲斐甲斐しくしつこく世話を焼いて
自分との価値観を強制して同一化をひたすらに目指します
困ったものです
同一化が望めなかった結果に至った場合はどうなると思いますか?
「助けられない人」に成り下がるわけですから自分の行為を棚に上げて憤慨します
感情をむき出しにして「貴方に問題がある」と必ず責任転嫁してきます
本人の無自覚がさらに問題を複雑に悪化させていきます
自分を高みにおいて劣等感から抜け出そうとしていないか見つめてください
過去の古傷を引きずらないこと
過去は過去です
シャドウに気づき自分を許して補償行為ではない優しい愛情で
相手を大切にしてあげてください