他者を鏡代わりにして自分を良く知ることも出来ます
自分をしっかり分析してみましょう
今日は支配欲についてです
他者への支配欲は人間の生存本能から湧くものです
ですから誰の中にもあるものです
「生きていて幸せだ」とは怒りと恐れの感情から解放されているときです
「生きていたい」と思っているから侵害に敏感に反応しているのです
侵害に敏感に反応できるということは「生きて幸せを絶対味わいたい」と欲していることです
圧倒的な力をもってして優位に立っていたいと願っていることです
被害妄想の強い傾向をよく観察すれば
人生に悲観している弱者的な主張をしますが
他者から侵害されていると思って内心は怒りと恐れをかなり持っています
それを意味づけるように妬みもしますし恨みもしますしひがみもします
すべては生存の欲求から起きているのです
知らず知らず積もり積もって
敏感になりすぎていることもあるのですね
故に強固な他者への支配欲があることに気づけなかったりするのです
自分の中の秘められた願望に気づくと人はホッとするようです
誰かとの関係の中で自分を変えることもできるのです
支配的ではない友好な関係のほうが望ましいのではないでしょうか
写真 Georgie Pauwels