不完全な自分自身を受け止める力がないということは
情緒不安定からずっと逃れられないということです
だから逃れたくて他者を必要とし犠牲にする行為にもかかわらず
無意識に投影性同一視による行動をやってしまうのです
因果関係はどんなものなのでしょうか
まず一つには発達段階で母子一体化から分離し個体化に失敗しているために恐怖が強く根付きます
自分と他人を区別する境界があいまいなため見捨てられ不安感が強烈なのです
そして重視すべき点は自分を抑圧せざるを得ない養育環境に長く居ると
自分の中で湧き起こる感情や欲へのコントロールが未熟になり
ひとたび暴走すると食い止められない状態になってしまうことです
不快感情がわきおこることは身の危険が迫っているぐらいの感覚なのです
穏やかな環境に誰よりも恋しさを感じています
対人関係が上手く築けない不安と不満を募らせているのです
ゆえにちょこっとでもしがみつけそうな感覚を相手に見ると
内に秘めたる暴走が止まらなくなってやりすぎる結果になるのです
ひとたび不信感を相手の行動に見つけるようなものなら
不安で不安で、、、
それが不満で不満で、、、
許せなくなるのですね
「想起させた自分」では責任がとれないので
「(とりあえず)相手」にしてしまえば良いとなるのです
これも瞬時の無自覚です
暗闇に居る自分を幼いやり方で訴えているのです
ガラスを通り越してシャボン玉のような心の人なのです