今月頭ごろにヨガ教室で私が生徒さんに出した問題をここでお披露目します
心の鍛錬のお勉強に使いました
「惑わしの原因は脳にしかありません」の実験です
そのお教室は窓から茅ヶ崎の海と空と富士山が広がる絶景です
ところがその日はあいにくのお天気です
そこで、、、
・今日はどんよりした空ですね
・すがすがしい空とは言いがたいですね
・雲が少し広がっている空ですね
・今日は波がとても少ない海ですね
・きれいな富士山が今日は見えないですね
といくつか表現をしてみました
その後「この表現の中で事実はいくつあったでしょうか?」
と考えていただきました
「何か問題ですか?嘘を言っているようには思いません」と
キョトン?とした表情を浮かべてました
実は事実は一つもありません
すべて個人的感情からのサジ加減(主観)が混ざった情感です
「どんより、すがすがしい、少し、少ない、きれい」は
みな個人の感じ方の主観が横やりを入れて事実を伝えてはいません
・曇り空ですね
・日差しがないですね
・富士山が見えませんね
であったなら事実です
じつは、、、主観とは一見いい様で「邪見」なんです(+_+)
事実が「正見」です
邪見は主観の正しさの争いになるもとです
価値観の相違による小競り合いの原因です
ほおっておけばいくらでも邪見をしてしまうのが
人間の宿命とも言うべく性質なんですね
これを超越した「ものの観方」が出来るようになると
真の大人ということです
自分の情感に他人をむやみに巻き込まない
また他人の情感に呑み込まれ振り回されないようにして
自他ともに敬愛し合うことを目指しましょう!
貴方の脳は「事実と主観の分別」をして日常使っていますか?
明日からはこの「邪見」が及ぼす影響について
色々取り上げていきますね