妄想の原因に困った心理作用があります
分裂思考です
発達心理学の例を拝借しましょう
赤ちゃんではまだおっぱいとお母さん(人物)が統一されていません
お母さんのごく一部のおっぱいだけで判断をしてしまいます
すぐにおなかを満たしてくれるのは良いおっぱい=良いお母さん
すぐにおなかを満たしてくれないのは悪いおっぱい=悪いお母さん
両極端な判断なんですね
全体像をくみ上げることができず分裂思考になって両極に先走ってしまうのです
不快感情がとても強く働いていて事情をくみ上げる理性が働きずらいのです
思い通りになってくれる人は良い人
そうでない人は悪い人
妄想の原因には
基本的信頼感の脆弱性とこの分裂思考も強く関係しています
人間の全体を受け入れていく大切さを学ぶことが必要です
過剰に不安感(見捨てられ不安)に結びつけていないかチェックです
人によって要望を受け入れられる限界があることを学びましょう
そしてそれは拒否や拒絶だとの思い込みを捨てていくことです
過去の経験をもう一度再評価しましょう
再構築・再構成の道が開かれます
写真 ulyankina