人間の心理について研究した「欲求段階説」と言うものがあります
底辺は生理的欲求の確保と言われていて衣食住(本能)の確保です
次に安全の欲求の確保です
この二つはとても大切です
その後に所属と愛情の欲求や承認の欲求と最後は自己実現の欲求となり
五段階で成り立っています
発達年齢とともに欲求の内容がだんだん高度になっていくのですね
問題は基盤がガタガタだと年齢が上がってもガタガタだということに気づけていないことです
大人になっても依存性が抜けないアダルトチルドレンや人格障害の方々の心の基盤は
ほとんどの方が幼少期に味わうはずの生理的欲求と安全の欲求の確保と実感がなされていません
家庭の中に安全地帯が確保されていなかったため
ありのままの自分を出すと危険にさらされると思ってしまっています
「どこに甘えたらよいか」「愛情とはなにか」をずっと抱えています
これを改善するには安全地帯をつくることから始めます
でも、それは他人につくってもらうのではないのです
「自分が自分の安全地帯になること」です
もう子どもではないからこその取り組みです
捨てるべき「こだわっている心理」を手放す時はくるものです
子どものままではいられない自然な法則です
子どもに戻ろうとする心に苦しめられているのです