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Writer's picture湘南茅ケ崎 サロンハナミズキ

自分らしさをキチンと扱う心がけ


アーユルヴェーダの中でVegadharana(ヴェーガダーラナ)と言うのがあります。

「13の生理的衝動の抑制」について書かれています。

おなら、便、尿、くしゃみ、口喝、飢餓、睡眠、咳、呼吸、欠伸、涙、嘔吐、射精

これらの一つ一つを我慢するとどんな問題が身体や行動に現れてくるか書かれています。

よーく見ると、現代社会で他人様に迷惑をかけないようにとの計らいから、

我慢しているものが結構ありますね。

自律神経失調症の方々の症候にドンピシャなモノばかりです。

「我慢」「頑張る」 = 良いこと、美学

ちょっと行き過ぎの状態に気づく必要がありますね。

そして私が伝えたいことは「涙」のこと。

悲しみや怒りは不快感覚から生まれる感情表現です。

これをずっと奥底にしまい込んでいると、いつの日か必ず暴発するのよね。

我慢や頑張ることの陰で押し込まれた感情は、行き場を必ず探します。

消えているのではなくて、「薄れている」だけよ。

間違った処理を重ねても、間違った現実にしか辿り着けやしない。

理想のゴールばかりに目を向けて、現実のことが受け入れがたいこととなっていることに気づけたなら、

少しは今ここへの不快感覚は減ります。

現実の自分を受け容れられない為に、処理を間違えていることが多いものです。

私たちの毎日は「不確定」「未完成」の中に浸かることでもあります。

「確定=安全」と思いたいのが人間で、それが欲しくて足掻いて生きています。

あえてそのことを越えて「浸かることの中に意味があること」「それでも生きている」ことを、

「完全で充分である」と意味づけして、安心させてあげる力が必要なのだと思います。

浮沈が真。快不快のサイクルの中をのらりくらりと生きること。

喜びは悦び、悲しみは哭き続け虚偽を盛らないこと。

そんな智恵を借りることも大事じゃないかと思います。

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