心理的自立を誰から学んでもいいのです。
親でなければならないというものでもありません。
親御さんと人間関係が上手くいかず、
むしろ愛情不足を味わってしまった人には、
自分で自分を達観し、親しみの情をたっぷり与えて、
心理的安定を図るほうが効果が表れやすいです。
親しみの情は、個人が個人を重んじることから生まれます。
自分で自分を重んじる行為の積み重ねで、身につけてもいいんですよ。
これは自我中心的行為とは違います。
マイトゥーリ「親しみ」と言って、
親が子の成長を、まるで一体化したかの如く心から喜ぶ感覚です。
他人の子と我が子を比べて、優位だから喜ぶのとは違います。
比較のない眼差しで、個人のリズムでの成長を心から喜ぶ感覚です。
マイトゥーリ「親しみの情」は、
同時にスカー「幸福」を味合わせてもらえるものなので、特におススメなんですね。
①誰かに頼まなくても、親しみの情を与えられて満足している状態
②孤独感の薄れ
③比較の眼を脱し、マイペースに日々を過ごせる安穏
マイトゥーリが影響して、心理的自立状態を作ることが可能になるのよね。
また、マイトゥーリが持続的に定着すると、
ドゥッカ(不幸・苦・悲惨)を遠ざける要因になってくれます。
さらに、
親しみの情を持っている人は、人を犠牲にする行為を自らしたいとは思いません。
逆に、マイトゥーリがわからない人は、
自負心が異様に強く強欲で、利己の為に執着し、無意識的に過ちを犯してしまうのです。
自分の意見だけに固執し、多くの人を犠牲にする状態にしてしまいます(プラマーダって言います)。
・マイトゥーリ「親しみの情」がある人は、心理的自立の状態で、スカー「幸福」になる
・プラマーダ「無知で自負心が強い」人は、心理的不安定になりやすく、
人を犠牲にし、それ我が身に帰ってきてドゥッカ「不幸」になる
心理的自立を基礎に日々の生活を過ごそうと思ったら、
不安定な自分でもいいんだと、まず受容しましょう。
「で、何をそんなに怖がっているの!?」って、
親しみの情を込めて向き合ってください。
達観して、その後まるで親と子が向き合って、
温かい情を交わし合っているように、会話を進めてください。
心の奥底に隠れていた思いを、言葉にして理解し合います。
「私」が「私の心」と対話しているように、やってみてくださいね(*^^)v